響さんと入れ替わるように
部屋に訪れたのは柚月さんだった。


「月様、お粥を作って参りましたので
少しでも食べてお薬を飲みましょう」


柚月さんは優しい表情で私を見ると
きつい身体を起こそうとした
私の背中を支えながら
起きるのを手伝ってくれた。