中に入った事により
男性が語ろうとしていた、
響さんの過去の想い人…の話は
それ以上詳しく聞かなくて済んだのだが…


響さんは黙ったまま廊下を歩き
今までにない強い力で
私の手を引っ張りながら歩くと


部屋に帰った瞬間
響さんは私を強く抱き締めた。