"月様、体調の方は本当にもう大丈夫ですか?"

柚月さんは本当に私の事を心配しており、とても哀しそうな後悔をしている瞳をしていたため


"大丈夫ですよ。元はと言えば私が休みながら
しなかったのが良くないですし、
それにむしろ頼られて嬉しかったです。
この身体になってから、誰かに必要とされるという事がほとんどなかったので…"


実家でも生け花をしたり書類の整理をしたり
家で出来る事はしていたけど…

誰かに頼まれてするというより
率先としてやっていた事で…

話せる仲の良い人もいなかったし
ずっと家にいる私をどこか冷たい視線で見る
家族の事もあり…

ストレスからか食事もあまり受け付けず体調の悪い日も多くて寝ている事も多かった。


でも響さんと出会ってここに来てからは
響さんや柚月さんも優しくしてくれるし
毎日しっかりとご飯も食べられるし…

本当に体調が良い日が続いている。