「そうだね…どこがって言うより
本当に一目惚れだったかな。
ルナは最初会った時から可愛いと思ってたし
性格も凄く優しくて謙虚すぎて
守ってあげたくなるし…」


響さんは意外にもあっさりと答えてくれた。

…一目惚れって、私の顔はそこまで可愛いのだろうかと思ってしまうけど、

響さんのタイプに嵌まったのなら
素直に嬉しいし性格まで褒められたら
尚更頬が緩んでしまいそうになる。


「ほら、とにかく早く休んで。
ルナがちゃんと寝てくれないと心配だよ」


響さんは本当に心配性で
私の顔をずっと見つめながら
手を握ってくれる。