「ルナ、大丈夫?」


旦那様は心配そうに私を見つめながら
背中を擦ってくれた。


「いえ…旦那様が隣に座って来られたので
近い距離にドキドキしてしまいまして…」


私が恥ずかしさでうつ向きながらも
正直に答えれば


「ルナは可愛いな」


優しい口調で甘い言葉を掛けながら
私の頭を撫でてくれる旦那様に
またドキドキしてしまう。