響さんの綺麗な寝顔を見つめながら
愛おしさを感じながらも


…この夫婦関係がいつまで続けられるのか。

…この幸せがずっと続くはずはない。


心にそう言い聞かせながら
今はただ幸せなひとときを楽しもうと思った。


…未来の柏木組の為には、私が響さんの横にいてはいけないような気がする。

私は妊娠するのが難しい。
そしたら柏木組の血は自然と途絶えてしまう。


それに病弱な私が傍にいても
響さんの役には立てないし
逆に心配を掛けて足手纏いになるだろう。


そんな事を思いながら
私も気付けば眠りに付いていた。