「…えっ?手を…!?」


「うん。
俺はルナと手を繋いで寝たいけど…嫌?」


私はまだ布団の中で起き上がっている状態で…
響さんもそんな私の視線に合わせて
屈んでいるため…

至近距離で見つめられながら
そんな事を言われ思わず頭がパニックになる。


「…え、えっと、」


男の人と手を繋いで眠る経験はないし
それに今は真夜中で…

響さんのどこか妖艶な雰囲気を感じ
本当に手を繋ぐだけなのかとも思ってしまう。