それはザーザーと雨が降る梅雨のことだった。
「あなた、誰ですか?」
「いやいや、そちらこそ誰ですか?」
こんな会話を始めて早30分。
一向に終わる気配がないこの話をどうしたものかとのんびり考える。
そんな話の終止符を打ったのは彼の一言だった。
「僕を君の家に置いてくれません?」
「…はい?」
「どうやら僕、記憶喪失っぽいんだよね」
「えぇ!?」
記憶喪失ってドラマで出てくるやつだよね!?
なんでこの人はこんなに落ち着いていられるの!?
「それって大変じゃないですか!!」
「そうそう、大変だから君に助けてもらえるとちょーぜつ助かるんだけど…どう?」
「えぇっと…」
どうって助けてくれるかっていうことだよね?
とゆうか、私が助けに行ったらこの人はどうなるんだろう…?
ピーちゃんとかだいふくとかシロみたいに保健所に連れて行かれることはないと思うけど…記憶がないって死に関わらない?
「あなた、誰ですか?」
「いやいや、そちらこそ誰ですか?」
こんな会話を始めて早30分。
一向に終わる気配がないこの話をどうしたものかとのんびり考える。
そんな話の終止符を打ったのは彼の一言だった。
「僕を君の家に置いてくれません?」
「…はい?」
「どうやら僕、記憶喪失っぽいんだよね」
「えぇ!?」
記憶喪失ってドラマで出てくるやつだよね!?
なんでこの人はこんなに落ち着いていられるの!?
「それって大変じゃないですか!!」
「そうそう、大変だから君に助けてもらえるとちょーぜつ助かるんだけど…どう?」
「えぇっと…」
どうって助けてくれるかっていうことだよね?
とゆうか、私が助けに行ったらこの人はどうなるんだろう…?
ピーちゃんとかだいふくとかシロみたいに保健所に連れて行かれることはないと思うけど…記憶がないって死に関わらない?