金と暇を持て余している40代の実業家の男。男はオカルトマニアの変わり者。
 男は、幽霊が出るという事故物件を手に入れた。そこを別荘とし、幽霊が出るのを待つ男。
 ところが、幽霊はなかなか出ない。男がもう引き払おうかと思った矢先、とうとう幽霊が出た。屋根裏で物音がしたり、お風呂に長い髪の毛が落ちていたり・・・・・・。
 そうして男は気づいた。冷蔵庫の中身がちょっとずつなくなっていることに。
 男は「幽霊のやつ、ずいぶん食いしん坊だなあ」と、独り()ちる。
 え、ちょっと待って。
 幽霊がものなんて食べる?
 男は裏口やベランダのカギを閉め忘れたこともあるとか。

 ということは、男の家の中に出たものは・・・・・・!

 幽霊じゃなく、人間ってこと。
 

 男の家に入り込んだもの。それは、幽霊でなく不審者!

 みんな、屋根裏にはご注意を。