最後の手紙

優月へ

優月がいなくなって半年近くが経ちました。
早く優月に会いたい早く入籍したいって
優月が居る時はすごく幸せで
毎日生きてるのが楽しかったです。
早く同棲しようねとか
学校とか仕事頑張ろうねとか
お互いに励まし合いながら生きてるのが
私には充分すぎるぐらい幸せな日々でした。
ある日突然連絡が取れなくなって
最初の2日は またODしたのかと思ってました。
でも連絡が取れなくなって3日目の夜
優月のお母さんから亡くなったって連絡がきて
私は頭の中が真っ白になりました。
あんなに楽しそうに色々話してたのに
生きるのも死ぬのも一緒だって言ってたのに
突然優月はこの世を去りました。
私は優月がこの世を去った時
優月の子供を妊娠してました。
早く子供に会えるのを楽しみに生きるねって
早く結婚して3人で幸せになろうねって
優月は毎日話してたのに急に居なくなりました。
優月がこの世を去ったことを知ってから
すぐ後追いをしました。
お腹の子もこの世を去りました。
私だけが生き残りました。
何回も何回も自殺しようとしました。
それでも死ねなくて傷が増えるだけでした。

優月は私より2つ年下でした。
高校を2年留年してまだ学生でした。
3月に入籍をする予定でした。

私は優月の葬儀に参加できませんでした。
入院していて葬儀にも火葬にも参列せず
ただ病院のベッドの上で色々な機械に繋がれていました。
私は優月の出していたSOSに気づけず
最愛の人を失いました。

優月…空の上で笑えてますか？
生きていた頃より幸せですか？
私もすぐ優月と赤ちゃんに逢いに逝きます。

優月 来世では3人で幸せな生涯を送ろうね。
永遠に愛しています。