「な! そういう話をするのが、魔術クラブだよっ」

「でも~ちょっとさ、もっと大人な話をした方がいいんじゃない?」

 ラーの馬鹿にしたような笑いに、光はムッとする。
 
「大人な魔術な話ってなに!?」
 
「それはぁ~どんな話がいいかなぁ~? 麻那人君~~」

「うん? そうだなぁ……」

 麻那人は首をかしげるが、何も考えてなさそうだ。

「なんで、麻那人に聞くのっ!?」

「リーダーは、麻那人君がいいんじゃないかなって思うからよ~」

「え!?」

「僕?」

 麻那人が自分を指さした。