「そ、空太も入るの? なら……んじゃあ、あたしもまた入ろうかな~~」

 リィが、そんな事を言う。
 リィは陸上クラブに入ってて、背が高くてがっちりした女の子。
 くせっけショートカットが似合ってて、男子にも負けない足の速さ。
 
「リィちゃんも……? じゃあ私もまた入るね」

 ルルは、おとなしい女の子。
 本を読むのが好きなんだけど、この二人とも一緒にいることが多い。
 絵も上手で、素敵な妖精の絵を描いてくれる。
 黒くて真っ直ぐなキレイな髪を、二つに縛っている女の子。

「じゃあ魔術クラブは全員で六人かぁ、たくさん増えたね。いいことだ」

 また麻那人はニコニコしている。
 
「おい、今日の会議場所ってどこだよ?」

 空太が聞いた。

「いつも裏山の公園なのよ」

「じゃ今日も、そこ集合な!」

 ラーの言葉に、空太が勝手に決めてしまう。

「えっ!」

 とまどう光。

「オッケー!!」

 うなずく、リィ。

「え、ちょっと」

 とまどう光

「じゃあまた後でね~麻那人君!」

 麻那人にウインクする、ラー。

「えっえっ?」

 みんなに、ついていけない光。