五時間目のお楽しみ会は大盛り上がり!
 ドッジボールをして、先生の『難問! 地元クイズ』
 麻那人も笑って、光も笑った。
 そして放課後。

「光! ちょっと!」

 ラーに呼び止められた。
 もちろん後ろには、リィとルルも一緒だ。

「な……なに?」

 別にきらいになったわけじゃないけれど、昨日の魔術クラブ解散のことがあるので光はちょっと笑えない。
 話をするために、廊下の端っこにみんな集まる。
 ランドセルと、今日持ち帰るように言われた体育着袋を置く。
 
「魔術クラブ……って私達が昨日やめた秘密の魔術クラブよね? あれに麻那人君も入るの?」

「えっ……」

「うん、そうだよ。僕も魔術クラブさ。光と二人で魔術クラブのメンバーってことさ」

 後ろから現れた悪魔王子は、にっこり言う。
 当然のように言うし、二人とか言われると、なんだか恥ずかしくなってしまう。

 麻那人をジッと見つめたかと思うと、ラーが言った。
 
「……私、やっぱりクラブやめない事にするわ!!」

「へ? ……えぇ!?」
 
 ラーの、しょうげきの言葉!