「じゃあ君と僕の部屋ってことにしない?」
「え?」
「二人の部屋だ。オッケー?」
「う、うん……」
「よろしくね光」
「うん……って! なんか丸め込まれてる!?」
「さぁできたぞ! オムライス! 麻那人君のおかわりも!」
「やったぁ! さあ食べよ!」
「う、うん……」
叫びそうになったけど、ちょうどお父さんのオムライスができたので光はテーブルに座った。
一口食べたら、とろけて幸せ~。
「美味しいね」
「うん」
「さぁみんなで乾杯しようか」
「「「乾杯~~」」」
お父さんも混ざって、にぎやかな夕飯になった。
「(なんか流されちゃったけど……。 え……!? 私が悪魔王子といっしょに暮らすの!?)」
そう思いながらも、オムライスを食べるとやっぱり美味しくて幸せになる光だった。