「んーー。よく寝たー」





よし、今日から月守学園に入学するんだ!!







張り切って行かないと、、とペチペチと頬をたたく。






朝ごはんを食べ、新しい制服に着替えた。








なんかこの制服、、可愛すぎない!?私には似合わない。






「んーでもいいや!時間がなくなっちゃう。」









よし、「行ってきまーす!!」











はあ、はあ、つい急いじゃって息があがっちゃった。









っていうかさっきからいろんなところから視線を感じるんだけど気のせいかな?









周りの人たちのことをちらっと見たらみんな別のところを向いている。








んー気のせいだよね。





 



そう思い月守学園に入っていた。






「まもなく入学式を行います。」









ふー間に合った!











大勢の人がいる体育館を通り、自分の位置へと行くと、、周りから何か声がする。









「あの子可愛いね。」  「芸能人かな?」  「美人さんだね。」












さっきも思ったけどやっぱり視線を感じるな。












そう思い後ろを振り迎えると周りにいた男の子も女の子も







「「「う!!!」」」と言い顔が真っ赤になっている。








大丈夫かな?もしかして熱!?と聞こうとした時、










「これから入学式を始めます。」









あ!始まっちゃった。









「一同、、例 。」









うーーこれじゃーあの子達に聞けないよ。











「では校長先生からのお話です」









うーん。どうしよう?あの子達顔が真っ赤だったから体調が悪いんじゃないかな?











でも聞けないし、万が一入学式の途中で倒れたりしたら、大変!!









やっぱり聞いとこう。そう思い、周りにいる子達にこそっと、








「ねえ、体調悪いの?」








と聞くと「え!?」「「な、なんで?」」と周りの子達。









「だってすごく顔赤いよ」







そう言うとみんなカアっとさっき以上に赤くなってる気がする。










「保健室まで一緒に行くよ!」









「だ、大丈夫です。ちょっと暑いだけだから、」








「そう、、。あなたたちも?」









「「は、はい」」









「そっか、、、なら良かった」と一安心。









でもこの体育館の中ってそんなに暑いかな?






それほど暑くない気がするけど、、、






まあ、あの子達がそう言ってるならそうなのかな?








人によって感じ方は違うし、、、。








「これで私からの話を終わります」









あ、校長先生の話終わっちゃった。







な、なんて言ってたんだろう?と思っていたら









「次は新入生から代表の言葉、1年A組月守雅。」








うーーー、せめて、代表の言葉は聞かなくちゃ!!








そう思いステージの上を見上げると、、、、わあ、綺麗な子。








すらっとしていて、モデルさんみたいに顔が整ってる。







あんな子いるんだな。








でも、どこかで会ったことがあるような気がするのは気のせい?








うーん、、、やっぱり思いつかない、気のせいかな?









そう思っていたらなんと、代表の言葉も少ししか聞けなかった、、。






はあ、私何やってるんだろう。







見惚れて全然聞けなかったなんて、はあ。








またため息をつき、クラス表を見ようと大勢の人が集まる所に行こうとしたら、







さっきステージの上で喋っていた男の子が来て私の肩をトントンっと叩いた。









「ん?なんですか?」









そう言うと、





その男の子は「、、、、。」









無言、どうかしたのかな?








っていうか近くで見ると尚更綺麗な顔をしているな。








髪もサラサラで。








って何思ってるんだ私。もうダメだよ!と自分に怒っていると、







「久しぶり。穂乃果」






「え?」





なんで私の名前知ってるの?