「…本当にこの道で合ってるのかよ」


ある男は、繁華街の複雑な狭い路地を
まるで迷路のように歩きながら
どこか不信そうな様子で1人歩いていた。

時間を掛けやっと路地を抜けた先には
そこは賑やかな繁華街とは真逆の
とても静かな田舎のような空間に辿り着き…


「…繁華街の裏に、
まさかこんな場所があったなんて…」


男は驚きながらそう口にしながらも
友人が書いてくれた地図を再び見ながら
再び歩みを進めていく。


木々に囲まれた複雑な道のり。
男は疲れから少し息を乱しながらも
何とか歩いていれば


目の前に1つの大きな綺麗な建物が現れた。