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(頭が痛い…体も痛い…)

「おお!聖女様だ!」

「召喚に成功したぞ!」


(せいじょ?私は星来って名前なんだけど…)


起き上がり周りを見ると長いローブのようなものを着た人達がいた。

まるでアニメや漫画に出てきた魔法使いみたいだった。



ローブを着た人達ばかりの中に星来が気になった3人がいた。


1人目は玉座で星来を上から見ている男性。中年くらいだろうか?目つきが鋭く強面の赤い髪で貴族のような格好をしていた。


2人目は他のローブの人達とは違う上質で気品のあるローブを纏っている。綺麗な水色の長い髪のタレ目気味な中性的な感じだ。


3人目は今、目の前で星来に剣を突きたている黒色の髪をした男性だ。無表情で何を考えているかわからない。騎士風な格好をしている。



星来は状況が飲み込めず口をパクパクしていた


「あ…えっ…?」



「アレルヤ!」
「……」
アレルヤと呼ばれた男性は星来に突き立てていた剣を収めた。

星来は少しだけホッとしたがまだ状況は変わらない