七瀬星来(ななせ・せいら)
16歳。
近所の女子校に通う女子高生。
家は駅前に店舗を構える『くりぃみー☆マーメイド』略して『くりマメ』というクレープ、アイスそして一番の売りのフルーツジュースのお店だ。
店舗前には椅子やテーブルがあるので女子や親子連れがメインターゲット層。

星来は近所の高校なので駅側には行かないが、ほぼ毎日のようにお手伝いをしている。

星来は自称くりマメのブレーンなので新商品の考案をしたり、割引クーポンなどのアイデアをだしていた。


「えっと…マンゴーと桃のジュースお願いします」

「はい！ありがとうございます。来週から使えるクーポンです。また来てくださいね」

「星来、お疲れ様。今日はもう帰りなさい」
母親が声を掛けてくれる。
母親はおっとりだけど父親を尻に敷いてる人だ。

「うん。今日は〜コレで！」
星来が指を指したのは苺ベースのベリーベリーミックスジュースだ。
お店を手伝うとまかないとしてお店の商品を1つ貰えた。

ジュースを飲みながら帰宅、これが星来の日常である。

「おかえり星来！」
「ただいま」
父親が顔を見せた。
父親はガテン系風の見た目だが可愛いモノが好きでお店出店は父親が始めた。