オドオド女が何を言うのか待っていても何も話さず、ずっと黙ってるだけ
無駄だろ、この時間



『はあ....何もねぇの?』



そう問いかけても何も答えようとしない女に、痺れを切らした俺はくるりと踵を返して教室に向かおうとした



「ちょっと待って...」

『あ?』



足を進めようとした時、後ろからか細い可愛らしい声が耳に入った


振り返るとさっきまでオドオドしてた女がハッキリと俺を目でとらえてる
なんだよ、こいつ



「私は望くんからしたら馬鹿かもしれないけど、あんな言い草納得いかない。」

『.....はぁ?』

「次のテストで私がランキング50位以内に入ったら、前言撤回して」