…ここは、?

起き上がろうとしたが
私の両手は後ろで固定されており
上手く起き上がれない…。

それに薄暗い部屋で
出口がどこかも分からないし

薬や刃物、拘束道具
…恐ろしい物品が散乱しているこの空間が
恐ろしくて身を震わせていれば
急に出入り口の扉が開き、


「…起きたんだ?」



そう言って近付いてきたのは
あの時、背後から私を気絶させてきた
見た事のない…男だった。