「…でもあの女の顔、間違いない。
あの時俺が犯した…あの女の子供だ」


柏木組の象徴である桜の花びら…。
そのタトゥーを全身に入れたその男は


「…こんな所でまた会えるとはな。
若頭と啓の弱味…みーっけ」


そう言って何かを企むように
ニヤリと悪く笑みを浮かべていた事なんて


私は知らなかった。