『キス顔の紅葉って結構、やらしいのな』

紅葉は睨みつけるが身動きがとれない


『ところで紅葉はなんか人と違う能力ってないの?神通力があると何かしらあるはずなんだけど』

「ない。そんな事より神子って何すんのよ」

『オレのお世話かな』
ニッコリ笑う風雅

「自分でやれ」
イラついている紅葉



『とにかく夜だし寝よう。明日、一緒に西ノ島行こうね』

「…ってなんで一緒に布団入るわけ」

『え〜オレのお世話してもらわないとね☆』

大暴れしている紅葉に(らち)が明かないと体が光ると、現れたのは

普通の虎サイズの白虎だ。


『これでいいだろ。落ちつい…』

「きゃあん!可愛いぃぃ」

『おっと…んん!』

紅葉は風雅(神獣)に熱いキスを何度も何度もし、頰をスリスリし、ぎゅーっと抱きしめた。


「モフモフ〜うへへへっ」


暫くやりたい放題させると疲れたのか風雅(神獣)を抱き枕のように抱きしめ寝てしまった紅葉



風雅は人型と神獣型との対応の差に呆然としていた。