目が覚めると虎ちゃん(風雅)はいなくなっており、寂しく感じる

「今日は楓と登校できるしいっか〜」


「おはよう、楓」
「おはよう、昨日騒がしかったけど、どうしたの?(紅葉が)怖くて覗きに行く勇気なかったのよね」

「風雅って虎ちゃんに姿変えられるんだけど、一般的な虎サイズにもなれるのよ!すぐ人型になるしアレはいらないわ〜」

「紅葉…」
楓は双子なこともあり、紅葉の性格や嗜好などわかっているので、察した。



「いただきまーす」
久しぶりに家族との朝食は楽しく、次はいつになるやら…と考えかけたが、やめた。

早ければ年末年始あたりには家族総出で白虎神社の手伝いがあるのでその時だろうと。


風雅はまだ寝ているらしい。
紅葉は風雅(神獣)じゃないなら、どうでもよかった。


楓と登校中に茶色のブレスレットに気がつく紅葉
「何それ?」
「これは風雅様が紅葉が欲しいアヤカシが私達を人質とかで狙われないように御守りだって」

「へー粋なことしてくれるじゃない」