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紅葉は学校の帰りに白虎神社に来ていた。


「お兄ちゃん〜手伝いに来たよ〜」

「お帰り、紅葉。…風雅様のところへ行かなくていいのかい?」

「風雅?」

『なんだい♪』
後ろから抱きしめながら紅葉の頰にキスをする風雅

「ギャアーやめろっ!」

風雅の腕を掴み背負い投げ、投げ飛ばす

『えっ…』
今起こったことが理解できないでいる、風雅。
慌てている小太郎に、腕を組むドヤる紅葉

「風雅様!!お怪我は…!」

『オレも神獣とはいえ神様みたいなもんだから、この程度大丈夫だよ〜…それにしても』

紅葉の方に顔を向けると突然笑いだす

『あははははははっ!紅葉ってホント、生意気な女!オレ、こういう女大好き!!君を神子にして正解だよ〜!あ〜笑いすぎてお腹がよじれる〜〜』


「勝手によじれてなさいよ!」

大爆笑している風雅にイラッとしている紅葉


しばらすると笑い終えた風雅が尋ねた

『紅葉はここになんか用だったの?』

「白神家はここを管理してるからね、巫女見習いとして手伝ってんのよ」

『へ〜』