騎士さんと、さらにはNight Empireの人たちが掃除を手伝ってくれたおかげで、今日は3階と4階をきれいにできた。
Night Empireの人たちのお手伝いをするために掃除を買って出たわけだから、なんだかおかしい事態になっている気もするけれど…。
まぁ、Night Empireの人たちと仲良くなるという目的には少し近づけた気がするから、いいことにしよう!
そんなこんなで、怜央さんの晩ご飯を作って家に帰ってきた私は、さっそく愛奈に迫られた。
「ねぇ、なにか役に立つ情報はないの!?」
「あ、ただいま、愛奈。明後日ね、怜央さん…帝王さんと2人きりで出かけるよ」
にこっと笑って、怜央さんに言われた通り話すと、愛奈は目を見開く。
「2人だけ?本当に?」
「うん、本当だよ。2人だけ」
「浩太さんに教えなきゃ!」