「ご、ごめんね、うそじゃないんだけど…帝王さん、予定が変わったのかも…」
「ほんっとありえない!次はちゃんとした情報教えてよ!?浩太さんにがっかりされるのは愛奈なんだから!」
「うん、ごめんね…今度はちゃんと確認するから…」
「で、今日は!?なにかないの!?」
「あ…ごめんね、今日はなにも聞いてないや…」
掃除中に誰か通りかかったら、ちゃんと聞き耳を立てようとは思ってたんだけど。
帝王さんのお部屋も、ご飯を食べてくれたことに舞い上がってすぐ出ちゃったし。
ダメだな、私…愛奈の評価を下げちゃうなんて。
「はぁ!?なんのためにNight Empireに入ったと思ってるの!?もう、しっかりしてよ!」
「うん、ごめんね…明日はちゃんと聞いてくるから…」
「それも、間違いない情報だからね!次、なにもなかったら許さないから!」
「うん…」