「当たり前だろ。舐めてんのか」


「…何歳だったかしら?」


「19。お前こそ何歳だ?」


「…………19」




お互い『げ…』と嫌そうな顔をする。


まさかこいつと同い年なんて思っていなかった。



かといって年下とも思ってなかったけど、なんとなく同い年という響きが嫌だ。



でも今の私にはそんなことより気になることが沢山あるし、大人しく助手席に乗った。