いつも呼び出される王子様鈴蘭優斗は、疲れ切った顔で告白してくる女子を相手するのだった。



「……優斗くん!好きなの!」


あきらかに苦痛がっている顔つきで、こちらまで聞こえる長いため息を吐く優斗。よくみると眉根に皺が寄っている。


「あのね、……俺今別にフリーとかじゃないから…。」



「だったら今のうちだけでも彼女の気分にさせて!」



機嫌が悪い優斗を前に負けない位こわいぐらい気強めの
オ⚪︎カープロモーション級の美女。汐恩先輩。


花壇の茂みに隠れてしゃがみこんで様子を見ていた私はドキドキ、ハラハラしていた。
あんな美女、公認お墨付きで即結婚・出産だよー!