アレルギーって、今では随分と日常と隣り合わせの言葉になっていた。
僕は、生まれつき乳卵と花粉症、ハウスダスト、犬、猫などたくさんのアレルギーを持っていた。
食べ物も少ないから、外食も少ない。
病院へ行って、治療。
やりたくなかった。
でも、分かったと言わなければきっと怒られる。
だから、了承したのに。
辛い。痒い。呼吸がしにくい。
酸素マスク、初めてつけた。
薬が、効かなくてたくさん飲みまくってやっと落ち着いた。
6年に渡る治療。
本当に、嫌気が差した。


小2。
コリン性蕁麻疹を発症した。
汗を掻くと、出る蕁麻疹。
正直、僕を苦しませる神様を恨んだ。


そして、小6になると採血のアレルギー検査でアセチルコリンと呼ばれる人の体にいるアセチルコリンにアレルギー反応が見られた。
そして、海老とカニも反応した。


神様、恨んだ。
恨みまくった。
泣いた。
泣いた。


酷いことばっかり。
僕は、何か、悪いことをしましたか?
たくさん、嘘をついたから?