[SIDE 亮介]


「さて俺も課題片付けるかなー、」

『橘先生なんかご機嫌ですね、いい事でもありました?』

「いや、まあちょっと?」

『珍しいじゃないですか。最近なんか朝から来てるみたいだし。』

「それは別に夏休みで時間あるからってだけっすよ。」


本当はそれ以外の理由もあるけれど

それを知られたら厄介なことになるため

俺は余計なことは喋らずに、会話を終わらせた。