「そう。」


あれ?それだけ?

俺が田舎に行くってことは、遠距離になるんだぞ?


「アスミと離れるのはつらいけど、離れても俺達は変わらないだろ?」


「そうね。」


しばらく沈黙が続き、アスミはお茶を沸かし始めた。

俺は、何となく分かってはいたけど、こいつはこんな時でも無表情なんだなぁ、なんて他人事のように考えていた。