あれから、カップケーキを食べた後。
私の好きだったカレーライスを食べて、就寝…
しようと思ったけど、全っ然寝れない!
「はぁ…」
寝るために消しておいた電気も、全てつけて、アルバムを取り出す。
私が生まれた頃の写真__幼稚園に入って、卒業。小学校に入学して…、卒業式でたくさん泣いたなぁ。
ここでこの家族との写真は途切れちゃうんだな。
アルバムはこの家に置いておこうと思ったけど…やっぱり持って行こうかな。
これまでの人生、というか家族の愛は偽りだったけど、私にとって幸せな時間だったはずだから。
でもやっぱり__やり直せるなら、やり直したい。
他の家庭に生まれて…、たくさん本物の愛をもらって。友達と遊んで。恋もして。成長して。家庭をもって。子供と夫と、幸せに暮らして__幸福な最期をむかえたら、どんなによかったんだろう。
そんな理想な人生は、中学生になった時に、崩れた。
「…明日は日曜日かぁ……」
ポツリとつぶやいた一言が、私しかいない部屋に吸い込まれていく。
「苦しい。悲しい。絶望。死にたい」
その言葉は、私のためにあるんじゃないかと思う。
このことを、誰かに言えたらなぁ…。
きっと、ここ数日間、魂が抜けたように過ごしていた。
きっと、千紗にも伝えていないと思う。
けどなんか、なんて表すんだろう…?
千紗にそのことを伝えたことでかえって気を遣われたり、千紗が気を遣ってしまったことであの元気がなくなるのも、悪い気がするんだよね…。
頼れる場所も、頼れる人もいない。
これって…
あー、私、やっぱり…


__死にたいんだ。