妹の彼が好きな人はおデブのお姉さんだった ~本当の事を伝えたくて~

恋愛(ピュア)

紫メガネ/著
妹の彼が好きな人はおデブのお姉さんだった  ~本当の事を伝えたくて~
作品番号
1734661
最終更新
2024/11/06
総文字数
65,591
ページ数
42ページ
ステータス
未完結
PV数
908
いいね数
1
末森愛良は、小学生の頃から「デブ」と呼ばれていた肥満女子。しかし、社会人になった彼女の前に現れたのは、スラっとしたイケメン、樫木幸太だった。彼は祖父の弁護士事務所を引き継ぎ、現在は所長を務めている。

偶然にも、愛良の派遣先が幸太の事務所での事務員の仕事だった。派遣だから期間限定だし、普通に仕事をしていればいいと思っていた愛良。しかし、初日に事務所へ行くと、採用担当が案内する途中で幸太が現れ、「末森さんは僕の秘書になってもらいます」と言ってきた。

なぜ?どうして?と戸惑う愛良だったが、胸の奥から込み上げてくる重たい感情を感じていた。それは妹の愛香のことだった。愛良の妹・愛香は5年前に歩道橋から転落して死亡した。その時、幸太と交際していたと聞いている。愛香の事故は誰かに突き落とされたとされ、最後に会っていたのは幸太だと聞いていた愛良は、幸太が愛香を突き落としたのではないかと疑っていた。

「末森さん、よろしくお願いします」と爽やかな笑顔を向ける幸太に、愛良はぎこちない笑みを返し、秘書になることを引き受けた。この男といれば、愛香の事故の真相がわかるかもしれないと思ったからだ。愛良の心には、妹の死の真相を知りたいという強い決意と、幸太への疑念が渦巻いていた。

そんな思いで幸太に近づいた愛良だったが、怪我をした愛良の手助けをしてくれたときに急に幸太が言った「俺じゃないよ」と、愛香を突き落とした事を否定してきた…。その言葉に、愛良の心は揺れ動いた。彼の言葉を信じていいのか、それとも…。

困惑する愛良に更に追い打ちをかけてきた事務員の金澤美和。 「私、幸太さんとは婚約しているの。同じ目に遭いたくなければ、邪魔しないでちょうだい」と、犯罪をほのめかす事を言ってきた。美和には黒い噂が多く、近隣オフィスの男性社員が美和に関わると行方不明になる事が多かった。

愛香を突き落としたのは幸太だったのか?それとも…?

「俺は愛香を助ける事も出来なかった。だから君から恨まれていても当然だから」 
 幸太は悔しそうに目を潤ませて愛良に言った。
 
 愛香を突き落としたのは幸太じゃない。でも助ける事も出来なかった。その言葉の意味はどうゆう事なのか?
  
 容姿にコンプレックスを抱える愛良とイケメン所長幸太の恋物語。
 本当の事を知った時、愛良の心はどうなるのか?
あらすじ
末森愛良は妹を突き落としたのは樫木幸太ではないかと疑念を抱いていた姉の愛良。派遣で幸太の事務所にやってきて秘書になってくれと言われた事で幸太に接近で来た。だが近づく中で別の黒い影が見えてきた。幸太に近づく金田理央という女の影が…。
太っている愛良には理由があるようだ。幸太は果たして愛良の妹を突き落としたのだろうか?
真相の中に隠されていた真実の愛が今ここで明らかになる。

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