「では、ご注文がお決まりになりましたらお呼びくださいね」

「...............っ、はぃ、」



席に着いて座ると、
もはや顔すら見れなくなってた。



(はぁ、ほんっと、ツイてない.........っ、)



心の中で、そう考えてしまうのも無理はなくて。



てゆうか、そもそも、
何がどうなってココにいるかと言うと。



私は帰る前、
確かに、姫華ちゃんと〝約束〟をした。



だけど、
姫華ちゃんは急に彼氏とデートになって。



急に時間が出来たから、姫華ちゃんに、
いつも連れて行かれるカフェじゃない所に行きたくなった。



〝カフェmi-to〟でもなくて。



〝カフェR'Boa〟でもなくて。



〝月陽カフェ〟でもないカフェに。



ミーハーな姫華ちゃんに、
合わせないカフェに行きたいって思った。