「どちらかと言うと、
クルクルの瞳だし、子犬みたいな人だよ!」



今宵くんが睨むところなんて、
一切見たことがないら、そう声を上げたと同時。



「ほらぁ!睨まれたって!先輩!」



姫乃くんのそんな声と同時に、後ろから.........



──────甘いココアの香りがした。



そして........................



「...............、どんな状況、これ?」



今まで聞いた中で、1番低い今宵くんの声と。



背中に感じた、今宵くんの体温。



(えぇっと...............これはっ、)



どう説明すればいいか固まらなくて。



心の中であたふたしていると..................