第二章 繋がり

ドキッとした会話が友達から放たれた
友達「小説に私を実名で書いたでしょ」
真美は、トーク画面に既読はつけないのに、タイムラインを見ていた。私はかなりの衝撃を受けた。その勢いで、LINEのタイムラインに朝から会おうとメッセージを送った。この行動にまたしても、友達の口から。
友達「真美ちゃんを誘ったでしょ、真美ちゃん、慌ててたよ」
私は。血迷った。再会のメッセージをやめた。破棄した。何しろ、この一年半。真美のカラオケの誘いを蹴るわ。食事も蹴るわ。私は、真美に走らない。何故なのか、私には自分が理解できない。そして、この勢いはさらに強力になる。夢には明晰夢と言う。夢をコントロールできる人間もいるらしい。私が見た夢は。リアルな真美が登場してきたり。ネクタイを直したり、会話したり、空港で待ってと。走ってきたり。夢は浅い夢の時間に見るらしい。この夢は二度寝で、早朝の五時に見る夢。スピリチュアルの世界では、魂と繋がってるらしい。そして、現実な世界で、半年間の音信不通の末に、大変な出来事が起こったのだ。
真美「スマホを見ていたら、つい、私のトーク画面に操作を誤って、既読をつけちゃった」
私は直ぐにこの動作に気がついた。とにかく、食事に誘う。メッセージを送った。その日。返信は来なかった。次の日、駐車場に真美の愛車が止まっている。私は早退して愛車を見つけた。やばいと思い。急いで車に乗り、病院を退散した。真美は診察に来ていた。なにか気になる。途中で病院に電話する。友達を呼んでもらうが。いないらしい。私の意識が騒いでくる。私は病院に戻る。外来に行くが、真美は見当たらない。椅子に座り。看護士と話していると。ショートカットの女性が通り過ぎた。真美だった。私の感情は落ち着いていた。さっきの状態が嘘の様だ。真美も何かしら私に対して感じている筈だ。次の日に奇跡を起こしたのだ。受付で。真美の。ひょうきんな声が聞こえてくる。目の前を。走って通り過ぎた。声をかけれなかった。その夜。奇跡が起こった。
LINEのトーク画面に、真美ちゃんからのメッセージが飛び込んできた。
「いつも返さないけど、返事書くので(LINE)返してます。話聞くのに、ご飯食べに行ってもいいけど、1人じゃ」
次の日
「昨日は。バトミントンに行ってたから、返信できませんでした。ごめんなさい」
「いっぱいお話ししましょう」
このメールにグッときた。私は一杯呟いたお礼にティファニーをプレゼントしようと思ったが、真美はこんな高いものいらないですよと言ってくれた。まるで私のお財布の中身を知っていた様だった。翌日僕は、真美を誘った。