授業が終わり、休み時間になっていた。
私はボーッと空を見ていた。
そんな時
「結花!!」
へ?
そんな元気そうな声が聞こえ声のする方へ向くと女の子1人と男の子1人がいた。
というか今____。
「結花久しぶり!元気してた〜??」
へ、?久しぶり?
「あ、おい!」
律樹くんの焦る様な声がする。
どうしたんだろう?
というか
「えっと、、、、私たち会ったことありましたっけ、?」
会ったことはないと思うんだけど、、、。
女の子はしまった!という顔をしていた。
ど、どうしたんだろう、?
「ごめんごめん!幼なじみに似てて間違えちゃった!!」
あははっ!と笑う女の子。
その笑顔を見るとなぜだか懐かしい気がしてしまう。
「私は新堂沙希!よろしくね!!沙希って呼んで!!」
「さ、沙希ちゃん、!!よろしくね、!!」
良かった、!お友達出来た、!!
「俺は森本琉斗!よろしくな!」
「よ、よろしくお願いします、!!」
「俺のことも琉斗でいいから!」
「はい!」
この元気な感じ、、、。懐かしいな、、、。
なんでだろう、?この3人といるといつもの4人って感じがする。
なんでだろう、?
でもなんでか考えれば考えるほど頭が痛くなる。
またあの痛さだ。
何かを隠しているみたいな感じがする。
なんで、?
「結花?」
沙希ちゃんに呼ばれハッとする。
「ご、ごめん!考え事してて、!」
そう言うと心配したような顔をした。
「相談あったら聞くから!!というか転校とか不安だよねー!」
不安にさせないようにか元気に言ってくれる。
沙希ちゃん優しいな、、、。
でも少し違う。
「ううん。最初は不安だったけど3人と友達になれて不安も飛んでいったよ。」
沙希ちゃん達はびっくりしていたがすぐ笑顔になり
「もう〜!!結花いい子ちゃんすぎ!!」
急に抱きつかれてびっくりしてしまったが悪い気はしない。

ーキーンコーンカーンコーンー

「あ、もう授業始まるじゃん!またね結花!」
「うん!」
急いで席に戻る2人。
何故だかこの様子を懐かしく思えてしまった。やっぱり私何かこの町にある気がする。
何なんだろう、?
「おい。」
そんな声が隣からし、向くと心配そうにしている律樹くんがいた。
「そんな抱え込むなよ、、、。」
そう照れたように律樹くんは言った。
「うん、!」
優しいな、、、。律樹くん。
そんな事を思いながら窓から空を見た。