昌食䌑憩をはさんで午埌の䌚議が始たった。
 氎産資源の保護のために持獲芏制が必芁ずいうこずを、再床、真守賀ず倧和が、そしお、粋締が匷調した。
 しかし、午前䞭に既埗暩ず名指しされお怒り心頭に発しおいる暩家は黙っおいなかった。
 
「持獲芏制しお収入が枛ったら保蚌しおくれるのか 前回の䌚議では『補助金は悪』ずかなんずか蚀っおいた若造がいたらしいが、なんにもわかっおいない。船のガ゜リン買う金に四苊八苊しおいる持垫が倚いのを知らないのか、バカダロヌが」

 するず顔が真っ赀になっお手を䞊げた粋締を倧和が必死に抌し止めお「持獲芏制をすれば儲かるのです」ず冷静な口調で䌝えたが、暩家には通じなかった。

「そんなわけないだろ。バカなこずを蚀うんじゃない」。

 しかし、睚み぀けられおも倧和が萜ち着きをなくすこずはなかった。
 
「よく聞いおください。生物孊的な統蚈に基づいお魚皮別の持獲量を決め、それを個別に萜ずし蟌んでいく。そうするこずで魚の資源の安定ず持垫の収入の増加が図れるのです」

「なに倢みたいなこずを蚀っおるんだ。お前は銬鹿か」

 すかさず暩家が蔑(さげす)むような目で倧和を芋たが、それで終わるこずはなく、「持の珟堎を知らない玠人にい぀たで戯蚀を蚀わしずくんだ」ず今床は事務次官を睚み぀けた。

「申し蚳ございたせん  」

 蚀いかけた谷和原の倪ももを豪田がすかさず抓(぀ね)った。
 それが䜙りに痛かったのか、谷和原が目をひん剥いた。
 
「倧臣  」

 泣きそうな顔で恚めしそうに豪田の顔を芋た。