「あ、鈴音」


それから私たちは、この公園で会話を交わすようになった。たいていくだらないような話をしているだけで、〝友達〟のような関係に近い。


朔の隣に腰をおろす。今日は快晴で、葉っぱが太陽の光を浴びてきらきらと光っていた。


「やほ、朔」


にこりと笑って朔に言う。朔は、私の言葉に返事をするかのように微笑み返した。


「なんか今日、いつもより元気じゃない? なんかいいことあった?」


朔はすごい。超能力者、なんて言葉が浮かんでしまった。私は小さく笑った。


「そうなの。」