それに連絡先交換しようなんて言葉が自分から出たのも驚いたあの時はほんとに口からつい本音が出た感じ

自分の気持ちを整理して冷静になるとどんどん自分のものにしたいって気持ちが強くなる。

やばい。俺結構高橋さんの事好きだ
自分で再認識するとついさっきまで一緒にいたはずなのにもう会いたいと思ってしまう、自宅までつき理乃が先に家の中に入ったのを確認してスマホを取り出す。普段両親以外の人間とやり取りをしないから直ぐに見つけるとこができる、同級生の連絡先なんて元々少なく男しかいなかった連絡先の中に高橋さんの名前があるとアンバランスですこしおかしい

リビングに行くとニヤニヤと気色の悪い笑みを浮かべている母さんがいた大方理乃が高橋さんの事を話したんだろう。知らぬ素振りをしていると向こうから話題を出してきた

お母さん「おかえりなさい!理乃から聞いたよ〜まさか理央に好きな子ができるなんてね〜!ねーあなた!」

お父さん「ほんとだよー!いやーついこの間までこの子は恋愛をしないで生きていくんじゃないかと心配してたからね〜よかったよかった」

理央「うるさいんだけど」

お父さん「ひどい!でも否定しないよ!母さん!」

お母さん「やっぱり!好きな子ができたんだわ!」

両親は当の本人お構いなしにキャッキャキャッキャとはしゃいでいるまだ付き合えたわけでもないのに気が早すぎる、もし付き合えたらこの人達はどうなってしまうんだろうか。そんな不安をしてしまいそうなほど2人は浮かれていた。