それでも良平は 平静さをを保ちながら いつもしているように 最初はうつぶせになった 花の体の足の先から 入念にマッサージしていく 足の指 足の裏 ふくらはぎ ふともも 仙骨 骨盤 背中へと、 次は仰向けになって 足の先から順に 上がっていき 時間を忘れて しかも会えなかった時間を 埋め合わせるかのように ふたりは 体を密着しながら 濃厚なキスを楽しんでいる