「でっかーーーー!!!」
私・美月は今、日本国内最高峰と言われる、青空学園に来ていた。
「それにしても、まじでここまで来れるとはなー」
ことの始まりは、ただの親子喧嘩だったんだ。
「美月には、立派な人と結婚して、早くこの家を継いでもらわんとなー」
いつものように、お父さん・俊朗に言われた。
「......お父さん!!私が継ぐって言ってるでしょ!!」
「何を言っている!!!女は後継を産むことだけが存在意義なんだぞ!」
「......は?考えが時代錯誤すぎて笑えるんだけど」
「親に向かってなんてことを言うんだ!!
お前は男じゃないんだから大人しくしてりゃあいいんだよ!」
「ふーん、男だったらいいんだ?」