も、もしかして......生徒会長さん?

髪は黒髪で、目の色も黒。

身長は少し高めで、常識そうな人だった。


そんな事をぼんやりと考えていたら、生徒会長さんらしき人がこちらに歩み寄ってきた。

「すみません」

えっ......!

わ、私?

って、そんな訳ないかっ。

他に人がいないか、キョロキョロと見てみたが、私と生徒会長さんらしき人しか居なかった。

や、やっぱり私、かな......?

し、知らない人、そしてなにより......男の子に話しかけられているという現状が少し怖かった。

足が少し震える。

け、けど、なにか用があって話しかけられているんだよね......?

な、ならしっかりと返事を返さないとっ