私は急いで駆け寄る。

男の人だ……顔が真っ赤だし、怪我も……。

「ど、とうしようっ……」

とりあえず、私の部屋に連れて行こうっ。

「かたお借りしますねっ……」

そういってやっとこさっとこ部屋につく。

ベッドに寝かせ、前髪をどかす。

熱はありそう……体温計……。

おでこに当ててボタンを押す。

さ、38・7度っ……高いっ。

そ、そうだ!