───プロローグ───

朝を知らせる目覚まし時計が鳴り俺は目覚める。



「…はぁ」



気怠い身体と心に鞭を打ち起床する。



「ぃよっこいしょ…っ」



出社時間まであと30分急いで身支度を済ませて家を出る。



本来ならもっと会社の近くにアパートを借り通勤するはずだったのだがどの物件もスーパーから遠かったのだ。



街の喧騒をBGMに電車に乗った。



だが、いつもどおりの日常はここで一変することになる。