───彼からの告白───
初めて私の熱視線に颯介君が気付いてくれた日から2週間私は今日も颯介君に熱視線を送っていた。



でも、この日は颯介君の反応がいつもと違った。



なんと颯介君が私に近づいて来たのだ。



「五月雨さん」



「な、何?」



「ちょっといいかな?」



「い、いいけど…」



私怒られるのかな?颯介君のこと見すぎたのかな?と不安になりながら廊下に出てしばらく歩く。



すると彼が立ち止まり口を開いた。



「僕、五月雨さん…僕のこと最近ずっとみてるよね?」



「…うん」



「どうして?」



「どうしてって…す、好きだから…」



「!…そっか。ありがとう。僕も五月雨さんのことが好きなのかもしれない…」



「えっ?!本当に?」



「うん、だから僕と付き合ってよ」



「もちろん!」