「え? 何これ……」
クラスの女子から色紙を手渡された夏。
「だから~、矢上先生もうすぐ教育実習が
終るでしょ? だから、記念にクラス全員で
寄せ書きしようと思って……夏、美術部だから
色紙の中央に先生の似顔絵描いてほしいんだよね。
頼まれてくれるかな?」
「え~、私が?」
「お願い、このとおり……」
手を合わせて拝まれる夏……
「仕方ないな~、わかったよ。やるよ」
「わあ~、流石夏……、ありがとう。
じゃあ、明日までにお願いね」
と言うとクラスメイトは
夏のもとから離れて行った。
「え? 明日……? どうしよう~」
色紙を抱きしめたまま途方に暮れる夏だった。
クラスの女子から色紙を手渡された夏。
「だから~、矢上先生もうすぐ教育実習が
終るでしょ? だから、記念にクラス全員で
寄せ書きしようと思って……夏、美術部だから
色紙の中央に先生の似顔絵描いてほしいんだよね。
頼まれてくれるかな?」
「え~、私が?」
「お願い、このとおり……」
手を合わせて拝まれる夏……
「仕方ないな~、わかったよ。やるよ」
「わあ~、流石夏……、ありがとう。
じゃあ、明日までにお願いね」
と言うとクラスメイトは
夏のもとから離れて行った。
「え? 明日……? どうしよう~」
色紙を抱きしめたまま途方に暮れる夏だった。