「ただいま~」
帰宅した夏がリビングのドアを開けた夏、
キッチンから香る、美味しそうな
カレーの匂い……
「今夜はカレーだ」
と呟いた。
夏の声を聞いた母親が、
「お帰り、夏。丁度よかったわ。
お隣の俊二君にこれ、届けてほしいの」
両手鍋を夏に渡そうとした。
「え~、私が? お母さんが行けば
いいじゃん」
「何言ってんの! お母さんは、
今、忙しいのよ! 見たらわかるでしょ?」
「はい、はい、わかりました~」
と言うと夏は両手鍋に入ったカレーを持って
お隣の玄関の呼び出しボタンを押した。
数秒後、応答する声が聞こえてきた。
「はい、葉山……ああ、夏か……
鍵、開いてるから入っておいで」
「は~い。おじゃまします」
そう言うと、夏は鍋を持ち、葉山の
家に入って行った。
帰宅した夏がリビングのドアを開けた夏、
キッチンから香る、美味しそうな
カレーの匂い……
「今夜はカレーだ」
と呟いた。
夏の声を聞いた母親が、
「お帰り、夏。丁度よかったわ。
お隣の俊二君にこれ、届けてほしいの」
両手鍋を夏に渡そうとした。
「え~、私が? お母さんが行けば
いいじゃん」
「何言ってんの! お母さんは、
今、忙しいのよ! 見たらわかるでしょ?」
「はい、はい、わかりました~」
と言うと夏は両手鍋に入ったカレーを持って
お隣の玄関の呼び出しボタンを押した。
数秒後、応答する声が聞こえてきた。
「はい、葉山……ああ、夏か……
鍵、開いてるから入っておいで」
「は~い。おじゃまします」
そう言うと、夏は鍋を持ち、葉山の
家に入って行った。