「じゃ、私も行こうかなー
ちょっと楽しそうだし。奢りなら」

そう言ってひらひらと手を振る陽葵。
もう、大好き私の親友〜!!

「……俺行くわ」

「!!
丹羽(にわ)くんも来てくれるの?!
え、もう3人集まっちゃった!」

まさか、こんな早く集まると思ってなかった。動揺しない、動揺しない…

「みんなありがと!
また詳細は追って連絡するね。じゃ、今日はこれで解散でーす、また来週!」

私がそう言ってその場をしめると、一気に周りが騒がしくなって各々の道へと帰っていく。

私もさっきまで広げていた資料を片付けて、スクバに手をかける。

「清菜〜帰ろー!」

「…うん!」

そして、陽葵と一緒にいつも通り家に向かう。

そう、だんだん文化祭の集まりにも慣れて、もうこれもいつもと変わらない日常だったんだけど…