傍観者side

彼女のことを花に例えるとするのならば、私は迷いなく『シモツキ』を選ぶだろう

なぜならその花言葉は『無駄』『儚さ』だからだ

彼女のしてきたことは無駄なことなのかもしれないが

死ぬ時は、誰もが儚く散ってしまうのだから

彼女は本当は歌姫ではなく、泡姫だったのかもしれない

歌はとても上手でその歌声で人々を魅了した

だが、彼女は悪い魔女と言う名の病気に体を蝕まれ、最後は自分を自分で殺したのだ

歌姫はこの短い生涯を生き抜きました

皆から愛される歌姫として、この話は、とある人魚姫の話となり、語りつがれていきいましたとさ

めでたしめでたし